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太山寺(52)、円明寺(53)、延命寺(54)-『四国遍路の旅』第19号-

<52番札所>寺(愛媛県)
松山市の北西部、標高およそ200mの経ケ森の山腹に太山寺は建つ。
寺の近くには、松山の海の玄関である松山観光港や、夏目漱石の
小説『坊つちゃん』に、「タ-ナ-島」として登場する四十島
などの見所がある。
「一の門」から、路線バスも入る道路を進むと「二の門」である
仁王門。この門は、国の重文に指定されている。屋根は入母屋造、
単層の八つ脚門で、鎌倉時代の特徴を残す。さらに「三の門」
である山門までは、約570mの上り坂が続く。参道には、かつての
遍路宿だった民家が並び、杉の古木が情趣を醸しだす。

<53番札所>円明寺(愛媛県)
円明寺は、JR予讃線の伊予和気駅にほど近い、民家が密集した
交差点の角に建つ。周囲には、寺に喜捨をした人の名前が刻ま
れた石柱が、塀代わりに立ち並ぶ。
入り口にあたる仁王門は八つ脚門で、親柱4本と控え柱8本に
よって支えられている。

<54番札所>延命寺(愛媛県)
今治市内6ケ寺の最初の札所である、延命寺。「四国の大阪」と
呼ばれる商工業の町。今治の市街地に向う県道38号を左折し、
約300m入った地、標高244mの近見山の麓に建つ。
「造船とタオルと縫製の町」らしく、境内には「延命十訓」や
「長寿の心得」を織り込んだ、特産のタオルを売る店も。ある。
静かでこぢんまりとした古刹である。

1)巻頭インタビュ-は榊漠山さん、「「融通無碍」人のまねはせず」。
僕の祖父さんは面白い人でなあ、田を売り、山を売って骨董品や
書画を買うてた人や。その道楽もんの祖父さんに、僕は、「人皆
直行、我一人横行」と書いてあるカニの絵を見せられて、「お前も
こういう生き方せなアカン」と言われて育ったんや。つまり、
「人のまねはするな」ということや。
結婚して暮らすようになってから、その意味がようわかってきた。
人と同じことしてたら、競争相手がようけいるわ。そやから、僕は
人と違う道を選ぶんや。


2)見開きの写真は、太山寺から53番奥の院のある松山市勝岡町へ進む。
この辺りからは瀬戸内海に浮かぶ島々が眼前に見える。
3)「How to 遍路」は「交通手段のいろいろ」。
4)「仏教がわかるQ&A」は「仏教の「布施」とは」。
5)「歩くを科学する」は「足の疲れの対処法[1]」。
6)観光スポットでは、道後の街のシンボル 道後温泉本館の4つの
楽しみ方。漂泊の俳人、種田山頭火の終焉の地に佇む「一草庵」
を訪ねる。

7)「空海の言葉」は、「よく誦(ず)しよくいふこと鸚鵡(オウム)も
よくなす 言って行ぜずんば何ぞ猩猩に異ならん」
よく話し、もっともな言葉を発することは 鸚鵡でもできる。言葉
だけで実行が伴わなければ 猩々(大猿)とどこが異なるだろう。

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