浄土寺(49)、繁多寺(50)、石手寺(51)-『四国遍路の旅』第4号-
<49番札所>浄土寺(愛媛県)
かつてこの地に留まった空也上人ゆかりの寺である。小丘の久米山の麓に
あり、こんもりと繁る緑を背景にした境内の佇まいは、日本の原風景とも
いえる雰囲気を漂わせており、かつては「空也谷」と呼ばれていた。
<50番札所>繁多寺(同)
大師堂をのぞくと堂内は薄暗い。よく見ると、灯に照らし出されたお大師
さんの座像が拝める。堂の横には弘法大師の銅像が立っており、法界塔
なども見える。
本堂の左側に建つ鳥居の先には、商売繁盛の繁多歓喜天を祀る聖天堂。
広い境内の堂宇はすべて瓦葺きで、調和をかもし出している。
<51番札所>石手寺(同)
現在の寺名は、日本初のお遍路とされる「衛門三郎」伝説を抜きにしては
語れない。
強欲な分限者だった三郎は托鉢にきた僧の鉢を割り、竹箒で打つなど非情な
仕打ちをして、翌日から一家の悲劇が始まる。後悔した三郎は四国巡拝の旅
に出て、21回重ねて倒れる。その時、枕元に大師が立ち、「衛門三郎」と
刻んだ石を左手に握らせると、衛生三郎は安心して息を引き取った。
のちに、伊予の国の豪族河野息利に長男が生れるが、左手が開かない。
河野家の菩提寺だった安養寺で祈念すると手が開き、「衛門三郎」の小石
が出てきたことから、寺名を石手寺と改めたという。
1)巻頭インタビュ-は平山郁夫さん『「文化」とは仲良く生きること』
人間は、追い詰められた時のほうが馬力が出る。人間というものは実によく
できていて、状態の悪い時が、一番反撃ができるチャンスなんです。
自分を贅沢にしていくと、必ずなまるし、集中力も持続力もなくなります。
2)見開きの写真は、松山平野の中央に位置する標高132mの勝山にある松山城。
天守閣は国の重文となっている。
春や昔十五万石の城下哉 子規
松山は会社に勤めて3年目位に学会で行きました。松山城にも登っています。
私が行く少し前に、松山空港から飛び立とうとした飛行機が上昇せず、そのまま
海に突っ込んだ事故があったので、大丈夫かと少し気にしました。40年も昔。
3)「How to 遍路」は「ご朱印(ご宝印)をいただく」
4)「仏教がわかるQ&A」は「念仏と数珠」。
5)「歩くを科学する」は「遍路の前の筋トレ」。
6)観光スポットで行ってみたいのは、「民芸伊予かすり会館」。
約1時間で藍染め体験ができる。坊っちゃん列車にも乗りたい。
7)「空海の言葉」は、「真如は色を絶すれども、色を待ってすなはち悟る」
仏の真理というものは、物や形を超えたところにある。しかし、
その真理は物や形を通じてこそ悟ることができるのだ。


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