上山口の棚田と子安の里歩き
先月の11日に行きました。写真も見たい方は、
http://www.kcn-net.org/senior/tsushin/index.html
の「鎌倉の散歩道」からお入りください。
ブル-のシャツを着た後ろ姿が私です。
昨今、棚田が注目を集めています。日本棚田百選なんてのもあります。
それに選ばれた棚田で首都圏に近いのは千葉の安房鴨川郊外にある大山千枚田です。
(私は、来年正月にバスツア-で出掛けます)
規模は小さいですが、三浦半島にも棚田があるのです。それを見るのと、
その先にある子安の里山をめぐろうというのが、今月の散歩道です。
大船駅に3人の編集子が集まり、横須賀線で衣笠駅へ。バスを待つ間、ポツポツと
落ちてきました。不動橋で下車すると雨は本降りでした。予報では昼過ぎから
雨となってましたが、前倒しされたようです。止みそうもないので中止とし、
衣笠行きのバス停に移動しました。バスを待ちながら雑談をしていたら、
雨が上がり、空が明るくなってきたので挙行することにしました。
山の中腹のポツリポツリ民家のある道をしばらく行くと、農家らしい大きな家が
ありました。これは大きな栗の木だ、と話していたら、先を行ってた小さな袋を
背負っている老婆が、「これはクヌギ。この家はうるさくて迷惑している」と。
何で、と聞くと、夏になるとカブト虫がこの木にたかり、それを捕りに夜中に車が
来るとか。地元のあれこれをもう少し聞きたかっのですが、我々とは別の道に
行ってしまいました。我々が先ず目指す不動の滝はその近くにありました。
2段になっていて、下は5m位の所から落ちています。水量も少なくないです。
傍らに不動明王の小さな像も立っています。
その先、石段を登った所に不動堂がありました。お堂の前後に銀杏の大木が
ありましたが、垂乳根はありません。境内には野ボタンが紫の花をつけていました。
大文字草の白い小さな花も。その後の小さなお社の前を通って元の道に。
そこには町重文の庚申塔が立っていました。延宝年間の作です。
まだ葉が落ちていないので見つけにくいですが、カラス瓜のオレンジの実があります。
田舎に疎開していた頃、この実を割って出る汁をふくらはぎに塗ると足が軽くなると
友達が教えてくれました。赤紫の野ボタンが咲いていました。俺んちには両方あると
Tさん。菊の隣にダリアが咲き、キイウィ-フル-ツの棚も見えます。たわわに
実った柿の木があちこちに見えます。
畑の畔の向こうに五輪塔が小さな小屋の中に立っていました。壁の回りに薪を積んだ
大きな家が眼下にありました。早、冬支度でしょうか。褐色の実をつけた柊の木。
雨がチリを落とし、しっとりとした風景となっています。
歩き始めてから45分経って棚田が見える所にきました。ひこばえが生えていて、緑
の田となっています。棚田は数十m下の杉山神社の辺りまで何枚も続いています。
天ぷら油の匂いがただよってきました。神社のすぐ上のそば屋さんからに違いないです。
その先、左手上に湘南国際カントリ-クラブのネットが見え、広い通りに出ます。
カ-ブしたトンネルを過ぎると広大な敷地の湘南国際村です。葉山と横須賀の市境線
が村を突っ切っています。長い階段を登って小さな公園に出て昼食としました。
葉山マリ-ナの建物でしょうか、遠くには江の島も展望できました。ここに研修で
来たという二人の女性としばらく歓談。
45分経ってから、奥にある国際村センタ-へ。さっき、レストランが見えていました。
ここの広い清潔なトイレを拝借して小用をたしました。
瀟洒で広い個人の家などの間の道を通ってバス道へ。その先、その道から離れて人工の
流れがある所を下ると、実がびっしりついたグミの木があり、採って食べました。
私にとってグミは懐かしい味なのです。下から見上げたら、白っぽいグミの木の葉
が数十本も見えました。十月桜でしょうか、疎らに咲いた白い花。おくらの花とコスモス、
つわぶきの花が同時に咲いています。
その先には軽部家の長屋門。畑の間の道や山道を登ると、子安の里と呼ばれる場所に
出ました。炭焼き小屋があり、竹炭や木酢液、炭になった松ぼっくいなどが置いて
ありました。
庚申塔が11基。御幣を担いだ一猿の庚申塔も混じっています。
エンゼルトランペットや早、水仙が咲いている辺りに子安窯の展示室がありましたが、
不在でした。馬頭観世音など12基の庚申塔群がまた現れました。
子安窯がある小屋や炭焼き小屋がある先から川沿いの道に下りました。
途中まで、殺風景なコンクリ製の擬木の手すりなどがある道でしたが、自然の道や
流れになってからはセリが密生している所にでました。しばらくはぬかるんだ道
でしたが、それが終わると、子安の里通りの広い道に上がりました。採れたての
野菜などを売る店はお休みでした。週末だけ開けるのでしょうか。
直進するとトンネルですが、左手の旧道に入りました。じきに関根御滝不動です。
筒から出ている水をポリタンクに積んでいる人がいました。車で来てます。
我々も手ですくって飲みました。さっきの流れの奥の斜面には台風でなぎ倒された
木や土砂崩れが見えました。
ススキの穂が揺れ、見上げればトンビが1羽、ゆっくり輪を描いています。左手に
相模湾が見えた、と思う間もなくバス通りに出て、ゴ-ルの久留和バス停でした。
4:00′=約9kmの散歩道でした。


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